愛と涙の開発秘話

第1回


 これからキャラクター別の開発にまつわる苦労話を紹介していきたいと思います。

 まずは、草薙京・リュウ・テリー・ケンの4キャラについての苦労話などを。


 
 
草薙京


 R−1、R−2と登場してきているキャラなので、「またか・・・」と思われるのは嫌だなーと思いつつ、かといってコイツが出ないと話にならないので、登場させました。

 当初、R−2との差別化のために95京専用技の「闇払い」を追加し、万能なキャラクターにしていましたが、いろいろあって今の形になりました。

 ちなみに、「リュウ」のライバルは「草薙京」派と「テリー」派に別れ、熾烈な争いが勃発、僅差で草薙京がリュウのライバル権を取得しました。


(企画担当:SUPER NOVA)

 
 
リュウ


 今回こだわりにこだわったキャラです。 カプコンの看板キャラということもあって、いかにリュウっぽさを出すか、というところに全力投球しました。

 ニュートラルポーズが何度も変更になったり、「竜巻旋風脚」の軌道について延々と話し合ったりで苦労が耐えませんでしたが、初めて画面上で「波動拳」が動いたときは感動の瞬間でした。

 また、SNKキャラはスマートな8等身、CAPCOMキャラはマッチョな6等身なので、お互いの雰囲気を出しつつ同じ画面にいて違和感が無いかというのを検討した事もいい思い出です。


(企画担当:SUPER NOVA)
  
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 このリュウってキャラに関してはだな、かわいくなりすぎず、ゴツくなりすぎずというのを念頭に置いて、常に京サマのドットを隣に置いて見比べながら描いたんだ。

 真昇龍拳の時、上昇中と下降中の際、挙げてる手が逆だが気にするんじゃねえぜ。俺とお前の約束だ。


(デザイン担当:CURRY)

 
テリー


 「KOF R−2」では、表テリー(KOF式)裏テリー(餓狼式)に別れていましたが、「餓狼伝説」代表のテリーということで、「裏テリー」を正式に採用しました。

 開発終了間際、テリー関連のやばいバグが見つかって大混乱になり、大変テリーを恨んだ思い出があります。

 とはいえ、使うととても楽しいキャラで、「ラッシュスタイル」用に「チェーンコンボ」が初めて使用可能になったとき、テリーを使って連続技を練習し、「こんな事もできるぞー!」などと盛り上がっていました。


(企画担当:SUPER NOVA)

 
ケン


 最初は登場しない予定でしたが、開発期間の関係もあって、「人気があってかっこよくて、リュウをちょっといじれば完成する」といういいとこずくめのこのキャラが登場することになりました。

 テリー同様連続技のカッコイイキャラで、よく雑誌に画面写真を載せるときは彼に活躍してもらったものです。

 昔からおなじみのリュウとのライバル関係ですが、開発途中までリュウよりケンの方が圧倒的に強くなってしまい懸命にリュウを強くしてバランスをとった事なんかが印象に残っています。


(企画担当:SUPER NOVA)
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 ケンを描いた時の苦労だと?お前さんも変なこと聞くじゃねぇか。 まぁいい、聞け。
 なんだコイツ、リュウと顔と服の色が違うだけじゃねえかと内心ほくそ笑んだね。
 だけどこの野郎、リュウと技が大分違いやがった。
 おかげで、コイツ専用の絵を随分描かされちまったもんさ。
 涙で鼻が詰まって、晩飯のカレーの味も良く分からねぇときたもんだよ。まったく困った奴だぜ、ケン・マスターズはよ。


(デザイン担当:CURRY)

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