ここでは、巖陀羅製造の際の最終作業、第七工程 の作業内容を紹介しています。 なお、この工程に必要な材料は下記を参考にして下さい。
【第七工程 ふ化】 《必要となる材料》 豚のなめし皮 四十頭分 そして四十四ヶ月四十四日後、順調に木偶が発 育していれば、殻を自ら割り、ふ化する。 しかし、この時点でもまだ、木偶は完成した訳 ではない。というのも、誕生した木偶には表皮 がないため肉がむき出しなのである。 そこで、木偶の全身に豚のなめし皮を巻きつけ て、直接縫い付けなければならない。 これは同時に、ふ化後も膨張を続ける細胞を抑 制する働きもかねている。