リムルルの場合



リムルル修羅エンド
「やったあ!!」 氷の華が咲き誇り、最凶の魔を封じ込め、リムルルは上げていた手を 下げた。 はちきれんばかりの笑みが幼い顔にあふれ、やがて、少しうつむく。 「これで姉様、本当に幸せになれるよね・・・。」 涙ぐむその後ろ姿を見ているのはナコルルと、碧眼の忍者・ガルフォー ドだ。 「ナコルル、出て行かなくていいのかい?」 「ええ・・・もう少しだけ見ていたいの。」 妹を見つめるナコルルは優しく微笑んでいた。リムルルはコンルを従 えて走りだした。眼の前には、包み込むような地平線と青空が続いて いる。
リムルル羅刹エンド


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